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顔面神経麻痺の原因
- 突発性:ベルl麻痺・ラムゼイハント症候群
- 外傷性:顔面外傷、分娩障害
- 腫瘍切除後:耳下腺腫瘍、小脳橋角部腫瘍など
- 先天性:メビウス症候群
等が代表です。
頻度が高いのは突発性のベル麻痺ですが、多くは薬物などの保存的治療でかなりの程度まで回復します。
外傷や腫瘍切除後によるものは、神経切断や神経損傷の程度が大きいものが多く、保存的治療だけでは回復が悪く、手術を要するものが多くなります。
顔面神経麻痺がある程度回復しても、顔面拘縮(顔のこわばり)や異常共同運動(目と口が同時に動いてしまう、笑うと目が細くなる、食事時に目が細くなる)などが残る場合もあります。
下顎縁枝の麻痺では口角・下口唇を引き下げることができなくなり、下口唇は健側へ引っ張られて非対称の口唇形態を生じます。
すべての神経が麻痺すると日常生活に大きな支障をきたし、整容面と機能面で患者さんにとって苦痛を伴う症状を起こします。
琉球大学病院 形成外科 顔面神経麻痺治療専門班では、神経損傷の大きい患者さんや、顔面拘縮、異常共同運動にお困りの患者さんの手術加療を積極的に行っています。