顔面神経は主に顔の表情を作る筋肉(表情筋)の運動を支配している神経です。

琉球大学病院 形成外科

お知らせ

2018/4/1
清水雄介が琉球大学大学院 医学研究科 形成外科学講座の主任教授に就任しました。
2017/10/13
友利新医師が琉球大学病院 形成外科の非常勤講師に就任しました。
2017/7/19
琉球大学病院形成外科発の株式会社グランセルが琉球大学の第1号ベンチャーに認定されました。
2017/8/24
再生医療産業活性化を目指した脂肪幹細胞ストック事業に当科 清水が研究統括責任者として参画することになりました。
2017/6/30
市民公開講座のお知らせ
2016/8/30
琉球大学病院形成外科では後期臨床研修をしてくださる方を全国から広く募集中です。

質問は御遠慮なく下記へお問い合わせください。

問い合わせ先:
2015/6/13
琉球大学病院 形成外科サイトが公開されました。

顔面神経麻痺とは

顔面神経は主に顔の表情を作る筋肉(表情筋)の運動を支配している神経です。
顔面に分布する顔面神経は側頭枝、頬骨枝、頬筋枝、下顎縁枝の4つに分かれています。
これらの神経が麻痺すると多彩な症状が現れます。

側頭枝の麻痺では前頭筋の麻痺により眉毛や上眼瞼が下垂します。眉毛の位置が下がり左右でずれたり、覆い被さった上眼瞼のために視野が狭くなり物が見えづらくなります。

頬骨枝の麻痺では瞼輪筋が麻痺して瞼が閉じなくなります。角膜が露出し乾燥して角膜炎や角膜潰瘍を引き起こし、失明にまで至ることがあります。また下眼瞼が緩んで外反を引き起こし、眼痛や涙目を生じます。

頬筋枝の麻痺では口角や上口唇を引き上げることができなくなります。麻痺側の口唇が下垂して鼻と口の横の溝(鼻唇溝)が消失したり、左右非対称のいびつな表情となります。充分な閉口ができなくなり、食事の時に食べ物が漏れてこぼれます。笑うと左右の顔面の非対称が目ちます。

下顎縁枝の麻痺では口角・下口唇を引き下げることができなくなり、下口唇は健側へ引っ張られて非対称の口唇形態を生じます。

すべての神経が麻痺すると日常生活に大きな支障をきたし、整容面と機能面で患者さんにとって苦痛を伴う症状を起こします。

琉球大学病院 形成外科 顔面神経麻痺 治療専門班では顔面神経麻痺の患者さんに対する 治療を積極的に行っています。

顔面神経

Page Top