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眼瞼腫瘍・再建
琉球大学病院 形成外科では、目のまわりの腫瘍の切除、再建を積極的に行っています。腫瘍は良性のものから悪性のものまで存在します。良性腫瘍は表面平滑、境界明瞭、可動性良好なことが多く、睫毛も残存していることが多く単純切除や小範囲の再建手術で対応可能です。
一方、悪性腫瘍は比較的高齢者に多く、表面不整、境界不明瞭、潰瘍形成、周囲への浸潤傾向、睫毛の脱落などを特徴としています。基底細胞癌、脂腺癌、扁平上皮癌、悪性リンパ腫、悪性黒色腫などがありますが、大部分は基底細胞癌、脂腺癌が占めています。悪性腫瘍に対しては通常拡大切除を行いますが、眼瞼の機能を考慮した再建を行っております。
右上眼瞼の脂腺癌(悪性腫瘍)の再建
下眼瞼から上眼瞼に皮弁を移動させて上眼瞼を再建しています。
術後の傷は目立ちません。
左下眼瞼全体の基底細胞癌(悪性腫瘍)の再建
眼窩外側の皮弁を用いて下眼瞼を再建します。結膜側には硬口蓋粘膜を移植します。
術後の開閉瞼ともに問題ありません。