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傷跡を目立たなくする工夫
「漏斗胸に対するナス手術においてはたしかに「小さな傷で手術を行える」という利点はあります。しかしこれは別の見方をすれば、「小さな切開線から無理をして操作をしなければいけない」ということでもあります。
小さい傷口から治療が行われたとしても、右上の図で示すように、手術の最中にその切開創をかなり引っ張ります。 その結果、手術の傷が右下に示す様に「ミミズ腫れ」になってしまうことがあります。
私たちは傷が手術の後に少しでも目立たなくなる方法を考えたすえ、“leaf incision technique”という新しい皮膚切開法・縫合法を開発しました。私たちの開発した方法は海外でも高い評価を受けており、形成外科で最も権威の高い臨床雑誌の一つである”Journal of Plastic Reconstructive and Aesthetic Surgery”に発表しました。 The 'leaf incision': a new technique for secondary operations requiring simultaneous scar revision. Nagasao T, Miyamoto J, Sakamoto Y, Nakajima T. J Plast Reconstr Aesthet Surg. 62:144-145, 2009.