琉球大学医学部附属病院、形成外科では様々な症状を扱っております。

琉球大学医学部附属病院 形成外科

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漏斗胸

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琉球大学医学部附属病院における漏斗胸治療の特徴

漏斗胸に対して治療を行う施設は多くはありませんが、各施設にそれぞれの特徴があります。琉球大学医学部附属病院 形成外科においては、患者さんの期待にお答えするために以下のような取り組みをしています。

1.「あばら」のみではなく「むねのかたち」のトータルケア

胸のかたちを決定する要素には、①肋骨ならびに肋軟骨の形 ②大胸筋など筋肉の形 ③皮下組織の量、とくに女性では乳房 の3つの要素があります。これらのなかで、漏斗胸の手術によって解決することができるのは ①肋骨ならびに肋軟骨の形 の要素です。変形が「あばら」のみによって生じている場合においては、これだけで満足の行く結果が得られるでしょう。しかし「あばら」の形が変わっても、それだけでは満足できる結果が得られない場合もしばしばあります。陥没が非対称性な場合や、片方の大胸筋や乳房が未発達な場合です。

こうした場合においては、ナス法など漏斗胸に対する治療のみでは問題の根本的な解決にはなりません。筋肉のボリュームを増やしたり、乳房の大きさをすこし大きくしたりする処置を併せて行わなくては、満足の行く結果は得られません。こうした「かたち」の調整は、形成外科医の最も得意とするところです。当施設においては脂肪移植や乳房の形成手術も行っております。状況に応じて、これらの治療も組み合わせることで、より満足度の高い結果を提供することができます。

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2.痛みの少ない治療

漏斗胸の手術においては「あばら」のかたちを整えるわけですから、手術が終わってから数日間は胸部に違和感が生じる場合があります。食事や歩行がスムーズに行えるように、熟練した麻酔科医によるペインコントロールが行われています。

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3.手術の傷あとを目立たなくする工夫(琉球式切開法)

漏斗胸は「かたち」を治す手術ですから手術の傷あとが少しでも目立たなくなるように注意して行う必要があります。私たちは傷あとを目立ちにくくする新しい手術方法を開発しました。また、傷あとを目立ちにくくするために形成外科医ならではのテクニックを用いて工夫をしています。

4.「かたち」を良くするための十分な術前計画

漏斗胸のナス手術に置いて難しい点は、いかに美しく「かたち」を整えるかということです。ひとくちに手術を行うといっても、矯正バーをどの部位に入れるのか、何本用いるのかによって、結果が全く異なります。私たちは美しい胸郭のかたちをつくるために、理工学的な技術を用いて手術の計画をたてています。こうした試みは国内外で高く評価されています。

5.こどもにも大人にも対応が可能

矯正バーによる漏斗胸の治療は、開発者であるドナルド・ナス氏が小児外科の医師であることもあり、数年前までは小児のみがその対象と考えられてきました。このために「成人の漏斗胸は治療が不可能」との誤ったイメージが医療者の間にすら定着してしまいました。その結果、ご自身が漏斗胸であることをウェブサイトなどで知り、医療機関を受診しても「治療はできない」と誤った説明がなされることがあります。

しかし「大人になったから治療はできない」と思うのは全くの誤りです。琉球大学医学部附属病院 形成外科においては小児に対しても、成人に対しても治療を行っています。また逆に、小児期に手術を行っても成人にいたって再変形を呈する患者さんもおいでになりますので、漏斗胸に対して手術を行う施設は、小児および成人の双方に対して治療を行える体制を持っているべきであると、私たちは考えています。

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